<グッバイ、ハローNight> ―オールナイトで楽しむ映画と音楽
デヴィッド・ボウイに、ソニック・ユース、ヨ・ラ・テンゴ… 音楽好きには堪らない3作品が 3/18(土)京都みなみ会館にてオールナイトで上映されます。今回は音楽をテーマに、上映作品3本の見どころを紹介!
上映作品①『アメリカン・スリープオーバー』
デトロイト郊外、夏休み最後の週末。毎年恒例の「スリープオーバー」(お泊まり会)を舞台に若者たちの夏を輝かしく描いた青春群像劇。
ニューヨークのバンドであるBalthrop, Alabama やThe Besties、Beirut、フロリダ州で活躍するMorningbellなどのバンドサウンドが映画を彩ります。
予告編で流れているのは、Balthrop, Alabamaの"Love to Love You"。
Balthrop, Alabamaは、メンバーのPascal Balthrop とLauren Balthrop兄弟の出身地がアラバマ州であることから、それをバンド名にしているインディー・ロックバンド。10人を超えるメンバーで構成され、男女のコーラスの多用、そしてギターやベース以外にサックスやトランペットなどを取り入れた多彩なサウンドが魅力的。爽やかでポップな彼らの楽曲は、青春映画にぴったりです!"Love to Love You"の以外の楽曲も映画のなかで使われています。
上映作品②『シンプルメン』
一匹狼の兄と純真な弟が、23年前のペンタゴン爆破事件の容疑者として逃亡中の父を追い、ニューヨークからロング・アイランドへ。そこで二人の女と出会い…。一番の見どころは、なんといってもソニック・ユース(Sonic Youth)の“KOOL THING”が鳴り響くダンス・シーン!
(ダンス・シーンは1:03より)
このダンスには、真ん中で踊っているエリナを演じたエリナ・レーヴェンソンによってアフリカン・ダンスの動きが取り入れられています。エリナのしなやかで美しいダンスとは対照的に、ちょっぴり下手なダンスを披露する男性陣が愛らしい名シーンです。
予告編でもふんだんに使われている“ALWAYS SOMETHING” “SOME KINDA FATIGUE” “SLEEPING PILL” などのヨ・ラ・テンゴ(Yo La Tengo)の楽曲もとにかくカッコイイ。
(“KOOL THING”が鳴り響くダンス・シーン ) (C)POSSIBLE FILMS all rights reserved
上映作品③『フランシス・ハ』
ニューヨークのブルックリンで暮すダンサーのフランシスは、親友ソフィーとルームシェアをしながら、ニューヨーク・シティ・バレエの大舞台に立つことを夢見て活動していた。しかし、ソフィーが婚約し、部屋を出ることになったフランシスは居場所探しの旅に出る。
主題歌はデヴィッド・ボウイの”Modern Love”。ヒロインのフランシスがこの曲に合わせてニューヨークの街を疾走するシーンは、思わず観ているこっちまで走りだしたくなるほどの気持ちよさ。
この他、ポール・マッカートニーの1980年の未発表曲で、アルバム「マッカートニーII」のリマスター発売でボーナストラックとして2011年に初めて公式に発表された曲“Blue Sway”や、ヌーヴェルヴァーグでお馴染みのジョルジュ・ドルリューのキュートな楽曲が作品に彩りを添えています。
どの作品も、一度耳にしたら忘れられなくなってしまうような素晴らしい楽曲に溢れています。是非ともこの音を映画館の大音量で味わいに来てください!(まな)
■上映情報 <グッバイ、ハローNight> 3本立てオールナイト上映
【日時】
3/18(土) ※土曜の夜から日曜の朝にかけて
開場/0:15 開始/0:30 翌6:05終了予定
【上映作品】
『アメリカン・スリープオーバー』
『シンプルメン』(公式サイト)
『フランシス・ハ』
【場所】
京都みなみ会館(http://kyoto-minamikaikan.jp/)
【料金】
前売り:整理番号付き前売券/2,400円
(京都みなみ会館窓口、Peatix、チケットぴあ[Pコード…556-699]にて販売中!)
★ペア割:整理番号付き前売券/4,200円(お二人で)
当日:一般2,700円、大学生・会員2,400円
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