品田誠特集‐品田誠ってどんな人?【完全版】vol.4
品田誠特集vol.1からvol.3で、品田さんからたくさんのお話を頂きました。
最後のvol.4では、
「the face」の企画人である永野さんも加わり、企画について、永野さんから見た品田さんにつて、お話を伺うことができました。
【“―”チア部(質問)/“品:”品田誠/“永:”永野貴将】
ー永野さんに質問です。
この「the face」という企画を始めたきっかけってなんですか?
永:映画館で特集上映ってのをやることが時々あるんですが、監督さんの特集上映が多くて、俳優さんの、それも若手の特集上映はまあなくて。
でも自主映画の世界って若手の俳優が下積みで来てる子たちがたくさんいるので、スポットライトをあてる企画があってもいいんじゃないかと。シネマ・ロサさんと意見が一致して、それで始めようと。実験的な企画ではあります。
ーその特集される俳優さん、女優さんははどう探されてるんですか?
永:それはすごいリサーチはします。
本数や人気が多ければいいってただそれだけじゃなくて。
大げさですけど、その人の人間性を深掘りにする、そんな企画にもしたくて。
品田さんなんかは俳優でもあり監督でもあって色んな面を持ってる人で、あとすごく品田さんって人に好かれるんで、その理由とかも知りたくて。
この「the face」って企画の第1弾で品田さんを選んで大正解だなって思います。
品:ありがとうございます。
ー選ぶ過程で実際に会って決めたりしてたんですか?
永:最終的にはね、そうですけど。
就活でいうところの面接に入るまでの控え室に入るまでを見てるというか。
普段俳優さんがどういう接し方をしているかを……映画っていうのは色んなスタッフさんがいる中で、どういう風に俳優が見られてるのかを聞きながら。
品田さんって愛されるキャラで、好かれるんですよ。きっとそこには魅力があると。
同じ監督の作品ばっかりじゃなくて色々な作品に出るってことは、色々な監督からオファーされてるってことですよね、きっとそれは魅力があるんじゃないかって。
それを掘り下げられるような企画にもしたいなと思ってます。
ー実際に接して品田さんの魅力は?
永:とにかく優しい、気遣いの人です。
俳優にとってそれがプラスかはわからないけど、人としてプラスだと思います。
すごく監督としての素質もあるので、ほんとこれからが楽しみですね。
『ただ・いま』のコミカルな役もできるし、『2人の男』でもまた違った役ができて。
本当はどちらにになりたいんですかってよく聞かれると思うんですけど、あくまで役者だと思うんですが…できればどっちもやっていってほしいなと。
まだ出してない引き出しがいっぱいあるので、楽しみですね。
ーこれまでの作品で、どのキャラクターが品田さんと近かったですか?
永:『太宰橋』って映画がすごく品田くんぽかったです。まあどれもね、彼の一面でもあると思うので。いちばん遠いのは、『Lemon&Letter』かな(笑)遠い気がするんだよ。
品:7才ぐらい若返ってますしね。
永:ああそれかも(笑)
ー就活など、やりたいことを模索していて、これから人生の大きな決断をする若者に対して応援メッセージかなにかあれば……
品:就活とかって人生の一大事だと思うんですが、いま振り返ると今後も選択をする機会があるので。
ひとつの判断をここで絶対決めなきゃってなるとプレッシャーから不自由さがうまれると思うんですが、これからも修正できる…余裕とはいわないんですけど、そういうもんだなって思うことに気づいたので。ヒントというか、次の選択はそれを踏まえた選択もできるので。
今の自分の心が動くものに挑戦してもらえればって思いますね。
ーそれこそ『ただ・いま』の「人生は選択である」っていうセリフの………
品:監督が代弁してくれてますね。
ー品田さんの好きなジャンルや、好きな映画を聞きたいです。
品:ノスタルジーのある映画が好きなのかもしれないです。
脚本書けなくて、好きな映画観ようと思って『ヤンヤン 夏の思い出』ってのを泣きそうになりながら観ました(笑)
ー見てみたいです。
永:名作だね。
品:ちょっと他にも探してみますね(スマホのメモを見る)。
わざわざ調べてくださる、とても優しい品田さん。
永野さんは「the face」の告知をしてくださいました。
永:「the face」、普段あまり映画を見ない人に来て欲しいね。
さっきの話みたいに、映画館って不自由で2時間拘束されてるってのありましたけど、このthe faceは比較的短編が多いし、全然この集めてる作品も全然みんな違うので、どれか自分の好きなのにあてはまるのがあると思います。それを見つけてくれたらいいなって。
きっとどれかにはまってくれるんじゃないかなあと思ってるんですけどね。
ー時間的にも30分以下で見られる作品ばかりですよね。
永:映画の導入としてもちょうどいいんじゃないかなあと思いますので。
例えば途中眠くなって寝ちゃっても、短編だから後の二本わかるので、気軽に来てもらえると。なんなら品田くんが終わったら出てくるので疑問や感想をぶつけてもらってもいいですので。普段映画館に来ない人ほど来てくれたらいいなって。
品:さっきのおすすめの映画の話で………
ーあ!はい。
品:『不感症になっていくこれからの僕らについて』って映画があるんですけど。
一同: (笑)
品:それはノスタルジーでおすすめの映画です。
永:それこそ就活とか悩んでる人に見てもらえると背中押してもらえるかもしれないですね。
いいじゃん、迷ったって、って。
品:そうですね。
永:そういう質問だったっけ?
一同:(笑)
永:とにかくこの3/9,10は来て欲しい……
品:そうですね。ほんとここでしか見られない作品ばっかりなので。
永:それは間違いないね。
ー品田さんも直接来ていただけますしね。
品:20年後に、僕あそこにいたんだよって、絶対僕覚えてると思うので。
もし10年後僕が万が一ブレイクしたら……
永:優越感に浸れるね(笑)
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