インタビュー 『裏切りの街』プロデューサー辻村和也さんインタビュー

映画『裏切りの街』が2月4日(土)より元町映画館にて上映となります。

今回、映画チア部は『裏切りの街』にプロデューサーとして制作に携わった、エイベックス・デジタル株式会社の辻村和也さんにインタビューを行いました。

『裏切りの街』は動画配信サービスdTVのオリジナルドラマとして配信され、月間1位を獲得。劇場上映に合わせ、全6話の配信されたものに新たな編集が加えられています。

このように配信会社が自社で制作した作品を、自社で劇場配給まで行うことは『裏切りの街』が初めての試みです。

『裏切りの街』は2017年11月に東京で劇場上映が始まり、作品の口コミ反響がよかったことなどから他の地域でも上映を行い、現在全国18館へと全国拡大上映に広がっていきました。


◎さらに、各地で異例の反響により、本作最後の追加7劇場が決定!

3月11日(土)〜 福井コロナシネマワールド
4月8日(土)〜 香川ソレイユ2
4月15日(土)〜 栃木シネマロブレ
4月29日(土)〜 宇都宮ヒカリ座
4月シネマ尾道、5月長野千石劇場、6月岩手中央映画劇場



今回の『裏切りの街』で劇場配給まで行ったことについて、辻村さんは「作品の力があれば、劇場上映も可能性がある」と振り返っておられました。
辻村さん自身も大学では映画を学ぶ学科だったことや、仕事でも映画プロデューサーを行っていた経験もあり、映画のルールを知っていたのも大きかったとのことです。

──配信と映画のボーダーはますます希薄になるのでしょうか?

自分としては企画制作のプロデューサーであるということから、新な作品をつくる業務が主軸だと考えています。

良いものをつくれば多くの人に見てもらえる機会が増えますし、劇場上映などもできます。これから先も、僕自身はその考え方は変わらないと思います。

今回、多くの劇場で上映することができたのは作品が高く評価されたのだと思いますし、それは監督をはじめ制作チームと共に良い作品が作れた事が最大の要因だと思っています。

ですから、今後もこの経験を生かしながら、良い作品づくりを第一に考え、その出口としての配信ドラマやテレビ、劇場上映などで視聴者に届けられる機会を増やしていければ良いなと思っております。

そのためにも、視聴者と接する出口を意識しながらつくるところから工夫ができるというのも企画制作を行うプロデューサーとしての僕の強みだと思いますので、今後はもう少し配信と劇場上映のどちらの良いところも活かせる作品作りを模索していきたいです。

──『裏切りの街』をこれからご覧になる方に見所をお願いします!

内容として昨今の世の中を捉えた題材の作品となってますし、映画向きの何度見ても新な発見がある作品だと思います。またそれぞれの登場人物が「裏切る」タイミングは何度か見て初めて気付くと思います。

劇場版は配信とは違い音声も配信版戸は違い5.1chですし、大きなスクリーンでご覧頂ける環境に合わせて再編集されていて臨場感を感じれるのも魅力だと思います。

あと、エンドロールが終わっても立たないでくださいね。(笑)

■『裏切りの街』公式サイト|http://uragiri.jp/

■『裏切りの街』Twitter|https://twitter.com/uragirinomachi

■『裏切りの街』予告編|https://www.youtube.com/watch?v=qv5ERFdkzv4

映画チア部

神戸・元町映画館を拠点に関西のミニシアターの魅力を伝えるべく結成された、学生による学生のための映画宣伝隊。